飲食店経営

まん延防止で小規模飲食店は儲かる?そうとは言い切れません!小規模飲食店側から見たまん延防止

まん延防止は飲食店が儲かるだけだからヤメロー!税金の無駄遣いだー!という声をネットニュースのコメント欄でよく見かけますが、現実は如何に?小規模飲食店経営者(筆者)が近隣の小規模飲食店も含め実際どうなのかをまとめました。田舎者の記事ですが、興味のある方はどうぞ。

こんな方におすすめ

  • まん延防止の補助金額について疑問を抱えている方
  • コロナ禍でも飲食店開業を考えている方

 

まん延防止 小規模飲食店は儲かるの?

結論から言うと、その時だけを見れば小規模飲食店はプラスになる店が多いと思います。

うちの店の損益分岐点(黒字と赤字の境界線)は粗利で70万円。

※店舗は郊外で賃貸、従業員は僕と妻の2人、毎月の借金返済含む

もし30日分補助金が出た場合、3万円×30日=90万円

つまり休業したとしても、90-70=20万円の黒字になります。

僕たちのお店だと通常の営業でここまで利益は出ません。

これだけのお金が保障されている所以、まん延防止が出たら小規模飲食店は当たり前のように休業します。

ただし小規模飲食店でも社員を抱えていると給料を払う必要があるため厳しいと思います。

 

トータルで見ると黒字とは言い切れない

補助金で小規模の飲食店は一時的にかなり黒字になると思います。

しかし、トータルで見ると黒字になるとは言い切れません。

学校・会社が行うセルフ自粛

コロナが増えてくると時短要請・まん延防止が無くとも会社や学校では

コロナの感染者数が増えてきています。会食やイベントへの参加は自粛するようにしてください

など先生や上司など目上の方から呼びかけが行われます。

すると

今は飲みに行くのもイベントへの参加も控えておこう

という風潮が広がってみんなが外食を避けます。

これが飲食店にとっては大打撃。。

現にうちのお店でもコロナが増えてくると予約キャンセルが相次ぎました。

もちろん、まん延防止が解除された後も

まん延防止は解除されましたが、油断は禁物です。まだ会食やイベントへの参加はなるべく自粛するようにしてください

ってなると思うんですよね。(「解除してすぐは・・・ちょっと様子見よ」という方が多い)

まん延防止前後はセルフ自粛という生殺し的な状況で、いくら補助金が出るからといって全ての小規模飲食店がトータルすると黒字になるかと言われると微妙なんです。

それでもアルコール提供店舗『1日3万円以上』の補助金はやりすぎ

まん延防止が発令されると飲食店は時短営業・アルコール提供禁止に協力で1日あたり補助金が最低3万円支給されます。

うちのお店だとひと月当たり20万円黒字なわけですが、まん延防止前後のマイナス分を考慮するとギリギリ黒字かなといったところです。

しかーし、借金返済無しで自分の土地・持ち家で営業している小規模飲食店だと話は違います!

はっきり言ってボロ儲けです!

 

自店を基準に考えると

  • 家賃:10万円
  • 駐車場代:4万円
  • 毎月の借金返済額:6万円

計20万円の支払いが無いってなったら・・・

70万円(自店の粗利での損益分岐点)-20万円(家賃・駐車場代・借金無し)=50万円

まん延防止に1カ月協力した場合、3万円×30日=90万円の補助金が出るため

90-50=40万円の黒字

 

1カ月のまん延防止で約2か月経営が成り立つレベルの補助金が支給されています。。

これはさすがにやりすぎ。。。

 

大手の飲食店だと不足するかもしれない補助金ですが、今にも潰れそうな小規模飲食店だけど自分の土地・持ち家で経営されている場合は破格の補助金が支給されている訳です。

 

それゆえにこの協力金を不正受給しているお店もチラホラ。

  • 今は営業していないが、まん延防止が発令されたら営業中を装って協力金を貰おうとする人。(営業許可書があれば申請可能)
  • ホームページ上や店頭で時短営業・アルコール提供禁止をアピールするが、実際にお店に行くとお酒を提供している・協力金の申請はちゃっかりする。

マンボウ期間中は国民が払っている税金で支えてもらっている飲食店ですが、こういった悪いお店があるのは現実です。

 

一番嫌なのはマンボウの協力金を貰いながらアルコールをお客さんに提供し、お金を稼ごうという人。

なんとずうずうしい・・・

まとめ:まん防の補助金に頼らない飲食店経営を

まとめです。

まん延防止 小規模飲食店は儲かるの?

  • 一時的に黒字になるお店が多い
  • 小規模でも社員を抱えていると厳しい

 

トータルで見ると黒字とは言い切れない

  • まん延防止前後のセルフ自粛による売り上げダウン
  • 補助金の余剰分は落ち込んだ売上の補填となり、大きく黒字になるとは言えない

 

それでもアルコール提供店舗一律で『1日3万円以上』の補助金はやりすぎ

  • 1カ月のまん延防止の補助金で、約2か月分の売上が支給される店舗もある(持ち家・借金無し)
  • 不正受給しているお店もアリ

 

『まん防の補助金に頼らない飲食店経営』なんて書きましたが、うちのお店の場合だとまん延防止期間中の売り上げは70%が下がり、補助金が無いとめちゃくちゃ厳しい状況です。

それでもコロナ対策をやりつつ頑張っていこうと思います。

 

以上

ありがとうございました。

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なお

脱サラして2021年に嫁と2人で飲食店をオープン。コロナで大変ですが夫婦で頑張ってます。お店の経営、食中毒、家事・料理で役立つ便利グッズについて書いています。

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