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【100均スキレット】サビの取り方と正しい手入れ方法について

先日スキレットを100均で購入しました。(価格は500円)

早速アヒージョを楽しんでいたんですが、2週間くらいでサビてしまいました。

なぜ?と思い調べてみると、手入れ方法を思いっきり間違えてました。。

今回はご家庭向けに簡単なスキレットのサビの取り方、予防方法、正しい手入れ方法についてご紹介します。

購入して間もなく「スキレットを錆びさせてしまった」という方はぜひ見てください。

この記事で分かること

  • スキレットのサビの落とし方
  • サビの予防方法について
  • サビの原因
  • スキレットの正しい手入れ方法

スキレットのサビの落とし方

スキレットのサビを落とすときは、次の3つのどれかを試してみてください。

サビの落とし方

  • タワシで擦る
  • サビている部分を炭化させ擦る
  • スキレットに水を入れて加熱する

それでは各方法について説明していきます。

タワシで擦る

タワシで擦って落としましょう

一番楽な方法です。

軽いサビであればこれで十分。

ちなみに僕は『がんこたわし』ですぐに落とすことができました。

スキレットに水を入れて加熱する

スキレットに水を入れて加熱しましょう。

しばらくすると、サビや汚れが浮いてきます。

浮いてきたら火を止めゆっくり冷ましましょう。

冷めたらタワシで擦って仕上げます。

ココに注意

急に水で冷やすとスキレットが割れる恐れがあります。ゆっくり冷ましてから洗ってください。

サビている部分を炭化させて擦る

サビている部分に直接火をかけ炭化させます。

バーナーが無い方はスキレットを持って直接ガスコンロに火に当てます。

この時、持ち手を直接持つと火傷してしまいます。

ペンチ等で持つようにしてください。

赤いサビが黒くなればOKです。

あとはゆっくり冷ましてタワシで擦りましょう。

サビがボロボロと落ちていくと思います。

最後に水で洗い流して完了です。

この方法は頑固なコゲつきにも使えますので、良かったらやってみてください。

以上がサビの落とし方となります。

サビを予防する方法『シーズニング』

サビを落とした後は必ず『シーズニング』を行ってください。

シーズニングとは

サビを予防する方法。

鉄に油を塗り加熱することで表面に酸化被膜を形成し、サビを防ぐ。

コゲつきにくさが格段に上がる。

やり方はとっても簡単。

step
1
熱して乾燥させる

スキレット表面の水分をしっかり拭き取り、弱火で熱します。

見た目で水分が飛んだらOKです。

step
2
油を塗る

全ての面に油を塗ってください。

最低限、表面を覆う程度に濡れたらOKです。

余分な油はキッチンペーパーでしっかり拭き取ってください。

ココに注意

油は食塩を含まないものにしましょう。
塩は腐食(サビ)を促進させてしまう効果があります。

step
3
弱火で5分

弱火で5分加熱します。

白い煙が出て表面が少しずつ乾燥していきます。

ステップ2・3の工程を繰り返し行うとコーティングの厚みが増します。

この作業を繰り返せば繰り返すほど、サビに強く、そして焦げ付きにくくなります。

写真撮影時は初めてだったので1回。

ご家庭で気軽に使う程度であれば1回でも十分です。

※後日談・・・オススメは3回

スキレットのコゲがなかなか取れず、タワシで擦ると鉄臭さが出ちゃいました・・・

鉄表面がむき出しになってしまったので再度シーズニング。

3回でやってみました。

使い勝手を前回と比較すると、焦げ付きが減りタワシを使用する頻度も減ったので良かったです。

 

注意ポイント

鉄臭さある場合は、ステップ3後に油を少し多めに入れ、クズ野菜を焼き目が付く程度に炒めてください。

そうすることで鉄臭さが取れます。

炒めた後はクズ野菜を取り除き、キッチンペーパーで余分な油を拭き取り、再度5分加熱してください。

しばらく放置し熱を冷まして完了です。

終わってみて気になったのは、油のベタつきです。

そのまま片付けると汚れてしまうので、我が家では100均のプラケースにシートを敷いてスキレットを保管することにしました。

半日ほど置くと、油のベタベタが無くなっていました。

スキレット自体も艶があるのでコーティングに問題は無さそうです。

初めてのシーズニングでしたが、サビを落とす作業よりかなり楽で簡単でした。

 

サビの原因

スキレットをサビさせてしまった方に質問です。

もしかして次の3つにあてはまりませんか?

  • シーズニングをしていない
  • スキレット使用後、食器用洗剤でガッツリ洗っていた
  • タワシでコゲを取った後、シーズニングしなかった

スキレットを使う上では大事なことなんですが、知らないで使い始めてしまう人が多いんです。

ちなみに僕もそうでした。。

なぜこの2つがサビの原因になるか説明していきます。

シーズニングをしていない

スキレットは鉄製ですので、表面処理をしないとすぐサビてしまうんです。

シーズニングは必ず行うようにしてください。

使用後にガッツリ食器用洗剤で洗っていた

使用後にお皿を洗う感覚で洗剤を使う人多いのではないでしょうか?

過度な洗浄は汚れと一緒にシーズニング後に形成したコーティングまで落としてしまいます。

このことから、スキレットは水洗いを推奨している方も多いですが

  • 前回の料理の味・匂いが残る
  • 衛生的な面

これらの点が気になりますよね。

ということで僕はスポンジに食器用洗剤をつけ、スキレット表面の油感をあまり落とさない程度に洗っています。

タワシでコゲを取った後、シーズニングしなかった

スキレットのコゲがどうしても落ちず、タワシで洗う場合もありますよね。

タワシで洗った後は、必ずシーズニングを行うようにしてください。

タワシは確かにしつこいコゲ付きを落とすのに便利ですが、同時にシーズニング・鉄表面も削れてしまいます。

鉄臭さが復活してしまう場合もありますので、シーズニング後は必要に応じてクズ野菜を炒めることをオススメします。

 

スキレットの正しい手入れ方法

スキレットは正しく手入れを行えば、錆の発生を防ぎ長く使うことができます。

使用後は次の手順で手入れしてください。

  1. ゆっくり冷ましてから水洗い
  2. シーズニング

step
1
ゆっくり冷ましてからスポンジで軽く洗う

熱々の状態で水に漬けて急冷させると割れてしまうことがあります。

スキレットは鋳鉄製なので、一般的な鉄と比較すると割れやすいです。

洗い方はスポンジに食器用洗剤を付け軽く洗うようにして下さい。

コゲやチーズの固まってしまったものはお湯につけて柔らかくすると落ちやすいです。

どうしても落ちない場合は、タワシで擦りましょう。

step
2
シーズニング

シーズニングの手順は先ほど紹介した通り

  1. 熱して乾燥させる
  2. 全面に油を塗る
  3. 5分弱火で熱する

の手順でOKです。

面倒だけど、毎回やらないといけないの?・・・

と思う人もいるのではないでしょうか?

『家庭向けで手軽に使いたい』という方は、僕の経験から必要最低限の手入れ方法について紹介している記事があるので是非見てみてください。

【100均スキレット】家庭向けに必要最低限の手入れ方法を簡単解説!

ブラックポットを形成したい方は毎回やってください。

ポイント

  • 長年シーズニングを施したフライパンや鍋に見られる重厚な酸化鉄のコーティング。
  • 見た目は光るような漆黒でキレイ。
  • この状態になると油を敷かなくても食材がコゲつかない。

すぐにできるような代物では無いですが、ブラックポットができればとても便利で愛着の湧くものになると思います。

 

まとめ:正しく手入れしてスキレット料理を楽しもう!

今回のまとめです。

スキレットのサビの落とし方

  • タワシで擦る
  • サビている部分を炭化させ擦る
  • スキレットに水を入れて加熱する

サビを予防する方法『シーズニング』

  • 熱して乾燥させる
  • 油を塗る
  • 弱火で5分

サビの原因

  • シーズニングをしていない
  • 使用後にガッツリ食器用洗剤で洗っていた
  • タワシでコゲを取った後、シーズニングしなかった

スキレットの正しい手入れ方法

  • ゆっくり冷ましてからスポンジで軽く
  • シーズニング

オシャレで便利なスキレットですが、僕と同じように何も知らずにサビさせてしまった方多いんじゃないでしょうか?

今回はご家庭向けに簡単なスキレットの手入れ方法について紹介しました。

ちなみに僕はこの記事の内容を元から知っていたら、シーズニング不要のスキレットを買っていました(笑)

下記のスキレットはシーズニング不要とのことだったので、これから買う予定の方は参考にどうぞ。

 でも普段の手入れは何かしら必要だと思うので、商品の注意書きをよく確認して購入することをオススメします。

 

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