みやネコ雑記

なぜラーメン屋等の飲食店は店員がうるさいの?実はちゃんとした理由があります

飲食店で店員さんが元気が良いところありますよね?

「いらっしゃいませー!!!」

「ご注文は?」

「○○入りましたーー!!!」

(覇気があって良いなあ〜)

と思う反面

(うるさいなあ...静かにしてくれよお)

と思うことありますよね?

この『うるさい』のにはちゃんとした理由があるんです。

こんな方におすすめ

  • ラーメン屋などの飲食店で店員がうるさくする理由を知りたい
  • 知らずにハマっているお店の経営戦略…考えたことがない方

ラーメン屋の店員がうるさいのは客に早く帰って欲しいから

ラーメン屋さんがうるさいのにはワケがあるんです。

それは

客に早く帰ってもらうためです。

 

「元気の良さを売りにしてるんじゃないの??」

と考えていた方もいると思います。

それも正解です。

 

ですが実際の狙いは早くお客さんを帰らせて新しいお客さんを入れること

確かに大きな声でハキハキ接客されると元気で気持ち良いです。

でもずっとうるさくされると落ち着かないですよね?

(食べたらサッと出よ・・・)

と自然になっていませんか?

 

 

それがお店の狙いです。

食べたらすぐ帰らせる。

すると客の回転率が上がって売上UPに繋がります

 

ラーメン屋さんは客単価(お客さん一人当たりの料金)が低くなりがちです。

なので大きな声を出し客の回転率を上げて売上UPに繋げています。

 

もちろん全てのお店がこのことを意識してやっているとは限りません。

(やらされているバイトの子も知らなそう・・・)

ですが戦略的にやっているお店も実在しています。

 

「味は良いけど店員さんうるさいから早くお店出た!」

 

という方はお店の戦略にハマってしまっているかもしれません。

 

 

 

他ジャンルのお店の戦略をご紹介

知らず知らずのうちにお店の戦略にハマっている人多いんじゃないでしょうか?

実際、僕も飲食店経営を目指すようになるまでお店の手のひらで転がされていました。

先程のラーメン屋以外のお店の戦略も知ると面白いので簡単にご紹介します。

 

ケース①居酒屋

居酒屋さんはお酒をたくさん注文してもらうことで売上UPを狙っています

お酒の原価は

  • ハイボール・サワー系は30~50円
  • ビールは150~200円

ビールは少々高めですが

2,3秒ピューって注ぐだけで500円くらいの売上げです。

めっちゃ時間効率が良くてラクですよね。

なのでお腹いっぱいになった後もお酒の肴になるような軽いメニューも充実させます。

少し豪華なスペシャルメニューも準備し、ここぞという時にも売上げUPを狙っていきます。

 

ケース②洋食屋

この前行った近所の洋食屋さんのランチメニュー

最近の実体験なので日記形式でご紹介します。

 

 

嫁の勧めで初めて行った洋食屋さん。

パスタとピザがメインのお店です。

 

どちらも好物なのでワクワクしながらメニューを見るとビックリ!

 

 

パスタやピザもなんと1500円からの価格

 

 

高ッ!

と思ってしまいました。

 

でもメニューをよく見ると

『パスタやピザにはバイキングとドリンクバーが付いてきます』

と書いてありました。

(なるほど、だからこの価格設定か。じゃあお得か)

そして

『+300円でデザートバイキング付き』

(ならこれも付けてもらお・・・)

 

と思った瞬間

 

あ!

 

気づきました。

 

ランチタイムの客単価を上げるために、バイキングとドリンクバーを強制させていることに。

なぜそこまでする必要があるのか?

 

 

通常、ランチとディナーなら基本的にディナーの方が儲かるんです。

理由はディナーだとお客さんがお酒を飲んでくれるからです。

 

一方、ランチはどうでしょう?

お酒飲みませんよね。

そして注文はパスタ単品だけなんてことも。

(700円くらい?)

そうされちゃうと

 

お客さんの回転率が悪いとお店は儲かりません!

しかし洋食屋のような雰囲気のお店はお客さんの回転率をラーメン屋さんのようにはできません。

 

じゃあどうするか?

 

バイキングやドリンクバーを強制的にセットにして客単価を上げるんです。

 

そしてその誘導方法が

  1. 最初にパスタ・ピザの値段が1500円!
  2. 高いッ!と思わせておいて・・・
  3. 『ランチはバイキング・ドリンクバーついてます』
  4. なるほど、それじゃあ納得!
  5. 人によってはデザートバイキングも付けて客単価2000円超えも・・・!?

最初は高いと思うのに、最終的にはお得に感じてしまう・・・

そう思わせるメニュー作り

 

感心しちゃいました・・・

 

ケース③とんかつ屋

近所のとんかつ屋さんのランチです。

 

行ったことないお店でチャレンジしてみたんです。

入店してメニューを見るとビックリ!

一番安いのが、かつ丼で1000円

(あー、高い…失敗した…)

と思ったんですが、メニューの隅に

『お漬物・サラダなどの小鉢系のバイキング+みそ汁おかわり自由』

の表記が。

(じゃあお得か…)

 

 

 

 

洋食屋さんとおんなじやり口ですね。

 

僕もお店開いたらこのメニュー作りは見習いたいです。

どのお店も共通して回転率を上げるためにやっていることは?

お店の売上UPのために重要になってくるお客さんの回転率。

これをあげるために

ラーメン屋のように大きな声を出す訳には行かないお店もありますよね。

でもそんな店でも回転率を上げるためにやっていることがあります。

それは

食器を下げに行くこと。

 

想像してみてください。

 

会社の同僚や友人とご飯を食べに行きました。

お酒も飲んでご飯も食べ終わり

余韻に浸りながら

会話に夢中・・・

 

そんな時

店員さん「お皿お下げしますね~」

 

・・・

 

「じゃあそろそろお店出ようか」

って自然になってませんか?

 

店員さんの

『お皿を下げる』

という行為が

結果的に〆のキッカケになってくれるんです。

 

お店もお客さんの回転率を上げられるし

お客さんも帰るタイミングを自然に切り出せる

 

これはどちらにとっても良いことかもしれませんね。

 

 

 

まとめ:何気ないことがお店の戦略になっているかも?

今回紹介したような

普段気にしていないことが意外とお店の戦略だったりします。

皆さんも気づかぬうちにお店の手の平で転がされているかもしれません。

 

また面白い気づきがあれば記事にしたいと思います。

 

以上!

ありがとうございました。

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